太陽光パネルの破棄方法
太陽光発電システムは一度設置すれば最長で30~40年稼働し続けてくれるといわれていますが、いずれ寿命を迎えたり、家の建て替えやリフォームで住宅から撤去する際にはどうしたらいいのでしょう。
太陽光パネルは設置するのと同時に撤去する日が来ることも考えておく必要があります。
太陽光パネルは産業廃棄物です
太陽光発電設備は、太陽光パネルとその他機器で処理方法が異なります。
太陽光パネルには有害物質が含まれているので産業廃棄物として適切に処分しなくてはいけません。
太陽光パネル以外の架台やパワーコンディショナ・接続箱、その他の電子機器類などは粗大ごみ扱いとなります。
撤去理由と流れ
撤去費用について
太陽光発電システムが普及したのが1990年代だとすると、多くの設置済みシステムはまだ寿命を迎えていないため、撤去の事例が少なく、明確な相場が出しにくいのが現状ですが、おおよそ以下の項目で費用がかかります。
人件費・作業費 (太陽光パネルの取り外し費用) | 10~15万円 |
足場代 | 700円~1,000円/1㎡(1日) (30坪の2階建ての場合で15~20万円ほど) |
修理代 | 葺き替え:100万円前後 部分修理:数万~30万円 |
運搬費 | 処分場までの距離によって変動 |
処分費 | 単結晶ソーラーパネルの重さ18㎏以下の場合:1,200円程度/1枚あたり |
太陽光パネル以外の撤去について
太陽光発電システムは様々な設備で構成されており、それぞれ適切な廃棄方法がありますので知っておきましょう。
支柱・架台 | リサイクル資源として処理場で分類 |
パワーコンディショナ・電子機器類・モニター・メーターなど | 粗大ごみ (ただし自治体によって扱いが異なるので必ず確認しましょう) |
太陽光発電システムの撤去は必ず、専門業者へ!
太陽光発電システムが故障したように見えても、実は電気が流れていることがありますので、ご自分で触らず必ず専門家に連絡してください。
思わぬ事故の原因となります。
不具合や故障かな?と思ったら、ささいなことでもまずはお気軽にご連絡くださいませ。